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漫画「ファイアパンチ」の評価・感想

ファイアパンチ

ファイアパンチはなんだろうぉぉ。すごい世界観を持った漫画である。主人公はアグニといった体を再生することができる能力を持つ青年。幼い頃に同じ能力を持つ妹を殺害されて復讐を誓う。アグニは体に復讐者から受けた死ぬまで消えない炎を纏っている。体が燃えても再生されるので死ねない体なのだ。

そんなアグニが復讐する相手に出会うまでに多くの人物と出会い、徐々に復讐より人を助ける。世界に負けたくないなど生きるための目的が変わってくる。正直、ラストの展開はまったく読めないが登場するキャラクターが個性的かつ、コメディ要素も含んだ漫画となっている。

グロ描写も所々あったりするが、そこまでキツくはない。

この漫画、主人公であるアグニが頼りがいのある男性に見えるが実は意外と頼りなかったりコロコロと生きる糧が変わっていくのも魅力。周りの登場キャラクターもパンチはかなり強いはずなのに霞まない主人公になっているのだ。

あとファイアパンチの世界は氷の魔女と呼ばれる祝福者によって寒さと飢餓と狂気に覆われているが、氷の魔女は実際には存在しない。いや、出て来るのだが別に氷の魔女ではない。そしてこの自称、氷の魔女が世界を変えた元凶らしいのだが、その理由がスゴイ。

なんせ、スターウォーズの新作が観たいがために世界を破壊して再構築しようとしているのだから。しかし、この漫画においてそれすらも意味のないことなのかもしれない。どこかで大ドンデン返し的にストーリーが変わりそう。

ファイアパンチの個人的な感想としては怖いもの、面白いもの見たさにシリーズを集めている。そして登場キャラクターとアグニのやり取りもシュールで良い。なんだろう、歪んだ世界観ながら、わからない何かがこの漫画の魅力になっている。本当に先行きがわからない漫画で最終的な着地点がどこになるのか、今かラストの妄想が捗ってしょうがない…(笑)

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